
【麻雀鉄鳴きのセオリーその6】「麻雀強者の0秒思考」によると、暗刻からポンする暗黒技を「アンコクラッシュ」と言う。これは準備しておかないと絶対に発声出来ない鉄鳴きパターン。待ちが一気に広くなるので、油断なく「ポン!」の準備をしておくべし。以下「アンコクラッシュ」のパターンを列記しておくので参考に。
私の愛読書に、
「麻雀強者の0秒思考」というのがある。
知ってる人もいると思うが、
そこらへんの麻雀戦術本よりよっぽど役に立つので大変オススメだ。
(著者の自叙伝も面白い→著者ZEROのブログはこちら)
で、この本に載ってる麻雀戦術に、
アンコクラッシュ
という技があるんですな。
暗黒ラッシュではなく、暗刻クラッシュ。
要は「暗刻」から「ポン」をする暗黒技のことだ(笑)。
これは「ゼロ秒思考」の例と同じ牌姿(赤はこちらで追加)。
マンズのポンチーと6ピン・2索ポンは鉄鳴きだとしても、
暗刻の5ピンをカンではくポン!
そして6ピンを切って両面に受け変え。
これがアンコクラッシュ。
知識として知っておかないとまず出来ない暗黒技だ。
(事前に準備しておかないと発声出来ない)
5ピンをポンすることにより、
ピンズが絶好の4-7ピン待ちとなり、
受入数が激増するわけ(しかも5ピンが壁になるので出やすい)。
出てきた5ピンが赤だと
「カン!」と言ってしまう方もいるだろう。
しかしアンコクラッシュを知ってれば・・・
絶対的に「ポン」だよね。
(どうしてもドラを増やしたい時は別だけど)
このアンコクラッシュ。
なんかスゴイ技みたいに言ってるけど、
実戦ではそうそう出現しないんじゃないの~?
と思ってる人が多いと思う。
確かに、
実戦ではあまり出現しない(笑)。
しかし、貴方が考えてる以上には、出現するのである。
今まで、知らないから気付かなかっただけなのである。
このタバコの長さは同じ・・・と認識して初めて気付くことがある。
下に挙げた例を見ると。。。
「あるある!浅次郎さん!これはあるある探検隊だわ!」
と西川君のモノマネをしながら手を挙げたくなると思う。
以下、本に載ってる例はこちら。
プラスアルファで、
アンコクラッシュのパターンを列記しておく。
実戦でアンコクラッシュが炸裂出来るよう覚えて置くべし!
1、両面変化アンコクラッシュ

本に掲載されてる例題の通り、5ピンが出たら鉄ポン。6ピンを切って両面に変化させよう。
2、カンチャン変化アンコクラッシュ

このパターンだと5ポンでカンチャンに受け替えが出来るゾ!特に、7ピンがすでに場に1~2枚出ている場合、あるいは誰かが7ピンを使ってるな?と感じた時は鉄ポン。7ピンを切ってカン6ピンに受け変えよう。4ピンをツモって来れば絶好の両面待ちになる。
3、連続形崩しの両面アンコクラッシュ

このポンは気付く人が多いだろう。7ピンを切ってくっつき待ちにするのもいいが、5索を切って4-7待ちを残すと・・・次鳴きやすいし、5ピンの壁があるので上がりやすい。降りる時は6ピン・7ピンを切ればよろしい。
4、ノベタン変化アンコクラッシュ

当然上家から出たらチーだが、対面・下家から出たらポン。5索切りで手広いノベタンの一向聴になる。最終的にノベタン待ちになれば最高だ。
5、3面張崩しアンコクラッシュ

みんな大好き三暗刻絡みの三面張。しかし、ここを最後の待ちにするにはマンズとソウズを先に埋める必要があり、現実的には先にピンズが埋まることの方が多いよね。あるいは6ピンが出ていくような形。このまま門前でススメても悪形のタンヤオドラ1になる可能性が高いしスピードも遅い。ここはアンコクラッシュの出番。5ピンが出たらポンして一向聴に構えよう。絶好の4-7ピン待ちになれば最高。これも準備しておかないと鳴けない。
6、三面張変化アンコクラッシュ

逆に、三面張に変化するアンコクラッシュもある!こういう仮テンパイで待ってる時に5ピンが出るとする。アンコクラッシュを意識してない人はスルーしてしまいがちだが・・・そう。5ピンをポンすれば激熱の三面張に変化するのだ!ま、5ピンは自分で4枚使いなんで実質は単なる両面だけどね。それから、当然だけど打点が必要な時はこの形で鳴いちゃダメよ(笑)。

こういう感じで打点が変わらない時は鉄鳴き。
7、変則両面変化アンコクラッシュ

7ピンとソウズのくっつき待ち一向聴。この形だとくっつく牌によってタンヤオが消えてしまう可能性があり、そうなるとリーチドラ1の2600点。そんな折、対面から5ピンが出る・・・。アンコクラッシュを意識してないとスルーしてしまいがちだが、これも即ポン!ソウズを切ってカン6ピンに構えるべし。そのままでも強いカンチャンだが、4ピンを持ってくれば最高の両面になる。
8、くっつき変化アンコクラッシュ

この手牌、門前で進めるにはどこかに「くっつき」が必要。5万や4索や6索あたりがくっつけば最高だが、9索とか1ピンとかを引くのがオチ。そのまま進めば悪形のリーチドラ1にしかならずスピードも遅い。ここで5ピンが出たら迷わずポン。2ピンを切って5ピンを1枚浮かせ、激熱の「くっつき」牌にしよう(カンチャン待ちになって激熱)。もしマンズやソウズが先にくっついたら、5ピンはカンすればOK!
他にも無限のパターンがあるわけだが、
大事なのは、
「この暗刻、ポン出来ないかな?」
と常に考えておくことである。
そしてアンコクラッシュは
準備をしておかないと絶対発声出来ない。
時間が止まるネット麻雀なら問題ないが、
実戦の場合、切られた刹那に発声しないと鳴けないのだ。
考える暇は1秒もない。
「常にアンコクラッシュの準備をしておくこと」
これが大事なのである。
参考まで。
さて、今日も元気にDORA麻雀。
今回は昼に行われる真似満に参加して来たぞ!
参加費はたったの2ドル。
運営側が91ドルの賞金を出す美味しいトーナメントだ。

1回戦。2着まで勝ち抜きのルールだから、降りてりゃ余裕で通過だったんだが、自分で上がり切って1位通過。

2回戦。トップでオーラスになったんでベタオリ。これまたトップで2回戦突破。

3回戦。ここを勝ち抜けば決勝卓で賞金ゲット確定。僅差の3位で迎えた親でのオーラス。ダブ東だけでも十分だったんだが、ドラを2つ抱えて猪突猛進。見事和了切って1位通過。

決勝卓。200点差の2位で迎えたオーラス。しかし非情にも3着目から2巡目リーチ。そしてラス目からすぐにロン牌が出るのだが・・・なんとリーノミ1300点で順位変わらぬ和了。裏ドラ乗っても直撃じゃないと順位変わらねえし・・・それはちょっと夢なさ過ぎじゃないの?

結果的に2位で28.56ドルを獲得。
ちきしょー・・・1位取りたかったな。
DORA麻雀だとネットでお金が賭けられるゾ!