
麻雀で一番の悩み所は、手作りでも点数計算でもない。他家からリーチが入った時に「何を捨てるか?」であろう。これから数回に渡り、「捨て牌から相手の待ち牌を読む考察」を行いたいと思う。初回は・・・リーチ宣言牌(聴牌宣言牌)が5の場合!危険なのはどの牌?
さて、
序文にも書いたが、
みんなも他家からリーチが入った時に、
・安牌が全然無いわー!
・勝負したーい(手を崩したくない)!
って時があるだろう。
で、
そんな時は誰だって・・・
二階堂瑠美ちゃんだって、
伝説の雀鬼だって
鷲巣様だって、
悩んだりするのである(笑)。
で、
他家リーチ時に、
「要らない牌」をバシバシと切ることが出来れば
上級者になれる!
とは限らんが、
仲間内から、
「リーチ掛けてんのに、オマエ強いねー!」
と言われるようにはなるな(笑)。
ちなみに、麻雀は不確定要素が多分に入るゲームであるから、
「100%当たらない!」と言える牌は少ない。
極端なことを言えば「単騎待ち」や「シャボ待ち」を読むのは非常に難しいわな。
また、例えばこういう一向聴で、
1-4万か2-5索か・・・どっちが入って聴牌するか?なんて分かるはずもないし、宣言牌が字牌(安牌)だと情報が極端に少なくなるわな。※つまり上級者を相手にする時は、なるべく手牌を読まれないように安牌でリーチした方がいい。
というわけで、
この「捨て牌読み」は単なる一般論である。
不確定要素が大きく絡むので絶対論ではない。
不確定要素が絡む話をしてもキリがないしクギもないので、
この稿ではごくごくシンプルな話をさせて頂く。
ただ、
知ってるか知ってないかで・・・
大きく大きく違うんだぜぇ!
麻雀が上手くなりたい人は参考にされたし。
■「捨て牌読み」の考察その一。リーチ宣言牌が5。
初回は聴牌宣言牌(リーチ宣言牌)が5の場合を考えてみる。
捨て牌がこういうケースである。
リーチ宣言牌が5の場合だ。
別に5索でも5万でも5ピンでもいい。
とにかく「5」が聴牌宣言牌の場合である。
さて、速いリーチであるが、リーチ者はどのような牌姿から
5索を切ってリーチしたのであろうか?
(くっつき狙いで5索を持っていた・・・というケースは無視する)
よくあるのは、
この2-3-5のパターンであろう。もしくは5-7-8のパターンである。
タンヤオ・ピンフ両天秤の場合はこの形になりやすいわな。
この形から5索切り。
ピンフ決め打ちの場合、こんな5索はさっさと切り飛ばしたいのであるが、
5は赤で使われることも多く、6や4がくっつくことも多く、
多くの人はギリギリまで手に残しちゃうよね。
また、
この3-5のカンチャン待ちから2索を引いて5索切り!
ってのも良くあるパターン。
もしくは、上の5-7から8索を引いての5索切り!
つまり・・・
聴牌宣言牌が5切りの場合、また遅い順目に5が切られている場合、
1-4、6-9は超危険牌なのである。
麻雀初心者の多くは「端っこは危険が少ない」と思っているのだが、
(私も困った時に端から切ってしまうクセがあるのだが笑)
ご覧の通り5切りの場合、
1や9は大変危険でなのである。
・・・
次にこのパターン。
よく見かけるだろ?これ(笑)。
で、早い順目で聴牌。
ドラが1索だったり、タンヤオがつきそうになけりゃ・・・
5索切りで引っ掛け即リーチ!
私ならそうする。俺も俺も!って方も多いだろう。
降りてくれればラッキーだし、
困った誰かがスジ頼りで振込むかもしれんし。
もちろん5-7-9のパターンも同じ。
5索切ってカン8索の引っ掛けリーチ。
つまり!
5索切りリーチの場合、
スジの2-8は超危険牌なのである!
(特にドラ絡みの場合はその確率が高い!)
そこのアナタ!
目から3枚ほどウロコが落ちてるぜっ!
もちろん色んなパターンがあるから一概に言えることではない。
しかし、このパターンはとても多いことを覚えておこう!
結論。
5切りリーチの場合、
(聴牌宣言牌が5の場合)
1-4、6-9は超危険。次に2-8も危険!
・・・
あれ?
じゃあ3と7はどうなのさ?
うむ。
3-7も危険である(笑)。
5切りで3や7が待ちになるパターンは、
もしくは5-5-6って形だろう。
(3-3-5や5-7-7ってパターンからのシャボ待ちもあるがレアケースなので置く)
もちろんこの形になることも多い。
特に赤5入りの場合は、
赤ツモやポンテンに備えたいのでこういう形が残りやすい。
しかし同時に、
5を切ってリーチするのは超危険である。
特に赤麻雀だと「赤5単騎」という鬼技を使う輩がいるし(笑)、
シャボ待ちとしても狙われやすいからだ。
打ち手のタイプにもよるが、ピンフの一向聴であれば、
5は早めに切っておきたいというのが普通の心理でなかろうか?
また、2-4-5から5を切ってリーチする奴はいないよな?
(3色などの役やドラが絡む場合は別)
ってことは、5がリーチ宣言牌で、その後に6が切れてれば、スジの3は高い確率で通る(シャボ待ち、ペンチャン待ちの場合は除く)。同じく4が切れれば、スジの7は高い確率で通るのである。
つまり、5切りのリーチの場合、
3-7は比較的安全なのである。
(もちろん他の色より危険である)
(あなたが赤5を持ってれば尚更ね)
(もちろんガメガメ派の場合は超危険だぞ!)
もう一回結論。
5切りリーチの場合の危険度合いは
1-4、6-9
↓
2-8
↓
3-7
である。
極端なことを言えば、
5の色は全て危険。
「待ちは5の色である!」
と決め打ちしちゃっても結構。
もちろん入り目によるので確率は1/2である。
しかし、「スジもハシもマタギも危険」と分かっているかいないかは・・・大違いなのだ。
ちなみに・・・
相手が悩んだ末にリーチをした場合、
待ちはその宣言牌の色である可能性が高い!
なぜならその色で待ちを考えなければならんからだ。
たとえば、こんな形。
1索を切ればタンヤオが付く。でも5索切りの方が和了りやすいよね?
4索は・・・あいつが使ってそう・・・残りの枚数は・・・?
なんて考えちゃうのである。
しかし、この形なら?
迷うことなく5索切り。それしか選択肢ないもんね。
こうなると時間掛けずにリーチ!
この場合はその色は安全な可能性が高い!のである。
もちろん、上級者は悩むことが少ないし、
離れた同じ色かもしれんし、
点差を計算してるのかもしれんし、
単騎選択かもしれんし、
誰かを警戒しているのかもしれんし、
こんな形からの・・・
5索切りかもしれんし(この場合も悩むことはない)、
色んなパターンがあるので一概に言えないぞ!
しかし、
「悩んだらその色(もしくはその近く)が待ち牌!」
「迷うことなく即リーだったら違う色が待ち牌!」
って決めておくと・・・捨て牌読みもラクになるってもんだ。
もうひとつちなみに。
人は、点数が高い時もリーチを戸惑うことはない。
(ダマ満貫、ダマ跳満などは別の話である)
例えば、タンピンなら普通にリーチだろ?
ドラを2~3個持ってりゃネコマムシだってリーチするわ。
しかし・・・
役やドラがなかったり、
上がり型が愚形だったりすると・・・
人は、リーチするか躊躇するものである。
リーチしないと上がれない・・・
ダマで回すか・・・
せめて赤一つツモるまで待つか・・・
いやいや、早いしプレッシャー掛けとくか・・・
と悩んでしまうのだ。
つまり!
ためらった末のリーチなんぞ恐るるに足らず!
リーチ宣言牌の近く以外はガンガン行って良し。
怖いのは、
躊躇わずにリーチを掛けてきた時である。
この場合は良型であることが多く、点数も高いのだ(追っかけリーチもこのパターンが多い)。
(もちろん、違う場合もあるぞ!)
参考になったら、鷲巣様も嬉しい。
次回、気が向いたら「ハシ(1-9)牌切りリーチの捨て牌読み」をやりたいと思う。
※更新したぜ!→捨て牌読みの考察2、リーチ宣言牌が1-9の場合
期待せずに待っててくれ(笑)。
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