
【捨て牌読みシリーズ】麻雀において対戦相手が「鳴いた」時、相手の「役」や「待ち」がちょっとでも読めるようになれば、劇的に麻雀が変わる!ポンが入った時に注意するべきことは「ポン出し牌」!トイトイのシャンポン待ちでも待ちが分かるようになる?捨て牌読み第6回は「トイトイ」。あなたもポンチーハンターになれる(笑)。
以前、
捨て牌読みシリーズ!
「リーチ宣言牌が◯◯の時」
ってのを5回に渡ってやったんだが(興味ある方は見てね→こちら)、
これがとても好評であったので、
続けて・・・
相手が「鳴いた時」の捨て牌読みシリーズをやりたいと思う。
今回は「トイトイ」の場合である。
あなたは、
「トイトイだとシャンポン待ちになるから、
待ちなんて分かんないでしょ?
アカギじゃあるめーしよ!」
と思ってないだろうか?
もしそう思ってたのなら、
今までだいぶん損をして来たことになるぞ!
意外と分かるんだなこれが!
気をつけるのはこれだけでいい。
・初ポン出しされたときの牌!
・その後、数順の手出し牌!
あなたはこういう手牌で5万をポンをした時、
どの牌を切るだろうか?
特別な理由がなければ、10人中10人が4ピンを切ると思う。
なぜなら、この時点ではもう「トイトイ」を狙うより他にないわけで、
門前を目指すなら3-6ピンの受けは絶対的に必要だが、
鳴いてしまったからにはもう必要なし。
そして4ピンは危険度が高い。
先に切っておきたいというのが麻雀心理。
これを他家から見た場合、
ポン出しされた・・・
「4ピン」の近くに牌がある可能性が高い!
と読めるわけだ。
(この時点ではトイトイかタンヤオか役牌か・・・分からない)
そして次巡に安全牌の北をツモったら?
当然、1万を切って安全牌の北を持っておくだろう?
つまりこの時に切られる手出しの「1万」もヒントになるわけで、
(安牌として1万を持っていたのでなければ、必ず近くに牌がある)
2万あるいは3万の対子がある・・・と読めるわけだ。
で、1索が出てポン。
安全牌の北が出て行ってテンパイになるわけだが、
この時点で他家から見るとタンヤオの可能性が消え、
役の可能性があるのは「トイトイ」か「役牌」。
(三色同刻などの例外役は考える必要なし)
役牌の場合は基本何でもありだが・・・
仮にこの手が「役牌無しのトイトイ」だとすれば、
・4ピンの近く
・1万の近く
を警戒すればいいってことになるわな。
もちろんこれは「強引な推理」であり、実戦ではこんなに単純なケースばかりではない。役牌が対子・暗刻のケースもあるし、単騎待ちだってもあるし(このケースは何でもアリ)、ドラやオタ風や何の関連もない理不尽な待ちってケースもある。
しかし、
「4ピン・1万の近くは危ない!」
という思考が出来るだけで、
「トイトイの待ちは全然分からんわ!」
という初級レベルから脱却出来るのだ。
実は、
トイトイの待ちは、
結構読みやすいのである。
ポン出し牌と、その後数巡の手出しをチェックしておけば良く、あとは役牌やドラ、赤ドラなどを警戒すればオッケー(それ以上の深い読みは必要ない。つか出来ない。笑)。
これだけでアナタもポンチーハンターになれる?
しかし・・・
難しいのが「クイタン」や「役牌バック」との比較。
ココで一つ・・・その見分け方の例をお教えしておこう。
もちろん絶対の見分け方ではないので参考までに。
・すでに切ってる牌の近くをポン→トイトイの可能性大。
・チートイぽい捨て牌でポン→トイトイの可能性大。
・ポン出し牌がオタ風牌→トイトイor役牌の可能性大。
・ポン出し牌が役牌→トイトイor役牌の可能性大。
・ポン出し牌が一九牌→クイタンの可能性大。
典型的なのは「序盤に3万を切ってるのに4万ポン!」みたいなパターン。
これはかなり不自然な切り方であり、「トイトイ決め打ち」「チートイ狙い」の典型的なパターンである。4万がドラなんて時は特にありがち。
「チートイぽい捨て牌」もトイトイの可能性大。
チートイからトイトイへの移行やね。このケースは捨て牌からは全く読めないわけだが、端牌やスジ牌やオタ風など一見すると安全そうな牌が危険になる。
ポン出し牌がオタ風の場合、
これを安牌として持っていたわけじゃないのであれば、牌の重なりを期待して持っていたのである。つまりクイタンの可能性は低い(クイタンをやっててオタ風を手の中に残すヤツはいない)。トイトイか役牌バックだろう。その後数巡の手出し牌に注意。
ポン出し牌が生牌の役牌の場合、
これも重なりを期待して持っていたわけで(絞る必要もあるしな)、クイタンの可能性は低い(もちろんゼロではない)。手の中に役牌の対子があり、役牌2を目指していた可能性、あるいは、役牌を諦めてトイトイに移行した可能性が高い。
ポン出し牌が一九牌の場合、
これは分かりやすいわな。高確率でクイタンである。しかしこのケースも切った牌の近くに必ず牌があるのだ。なぜなら皆、最初は門前を目指すからだ。1-2-2や1-3-3といった形からの1切り。あるいは1-3-5、1-2-4からの1切り。あるいは1-2-2-3-3からの1切り。また1-2-3や1-2-3-4-5-6からのフリテン1切りも有り得る。近くの牌はもちろん、そのスジも要注意である(鳴かせないようにしないといけない)。
今回「ポン出し牌」について色々と書いてきたが、
最後に「ポン出し牌がポンした牌の隣」のケースを考えてみよう。
このケースが一番多いんだよね~。
こういうケースな。
5ピンを鳴いて4ピンが出て来る・・・とてもよくあるパターン。
このケースで4ピンの近くに待ちがあるか?
特に5ピンが4枚見えたりしたら、
なんとなく4ピンの近くはもうなさそうに見えるが・・・
こういう牌姿から5ピンポンの4ピン切り。
十分あり得る形だろう?
あるいは
こんな形からの5ピンポンの4ピン切り。
いずれも十分有り得る形であり、
・ポン出し牌がその隣→その近くはもうない。
というロジックは成り立たないので注意されたし。
(これはクイタンの場合も同じである)
トイトイを相手にする時は、スジやカベや字牌はむしろ危険。
ドラポンや役牌絡みで打点が高そうな場合は降りるのが定石だが、
現物が無くなった時は・・・
・ポン出し牌の近くはスジでもカベでも切らない。
・オタ風でも生牌は切らない。
・出来るだけ「2枚切れ」の牌を切る。
ようにしよう。
これだけで振り込む可能性は相当下がると思うぞ。
結論。
・トイトイは意外と読みやすい!
・初ポン出し牌に注意せよ!
・その後数巡の手出し牌に注意せよ!
・トイトイを相手にする時は、スジやカベを信じるな!
さて、
先日、DORA麻雀の
「優勝者賞金総取りトーナメント」
に出場してきたのだが、
なんと・・・浅次郎、優勝しちゃったぜ!
参加人数は20人。参加費は7ドル。合計140ドル。
運営側が80ドル追加してくれるんで、
賞金総額は220ドル(約24,500円)。
1着のみ通過のトーナメント方式で、
賞金は優勝者の総取り。
このトーナメント、実は、ポイントは参加人数なのである。
今回20人であったが、この場合5卓立つわな。
そうすると1着の5人が勝ち上がるわけだが、
5人で麻雀は出来ないわけで、実際の勝ち抜けは8人。
つまり、1回戦は浮きの2着ならかなりの確率で次に進めるのである(5人中3人ね)。
これが頭にあるのとないのとは大違いで、
「1着じゃないと絶対ダメ!」
「浮きの2着ならOK!」
は条件的に全然違うのである。
そして2回戦は8人、決勝卓に行けるのは4人。
つまり、2回戦は2着以内で完全にオッケー。
そして、決勝卓のみ、1着を目指せばいいのである。
今回、1回戦を2着で通過した私は、
2回戦もせこく2着狙いで通過。
1位との差は16600点。マンガン直撃でも逆転出来ないわけで、早々に2着狙い(笑)。タンピンドラドラの好配牌だったが、さっさと鳴いて速攻で和了。決勝卓へ。
決勝卓は、大物手が飛び交う展開で・・・東3で親がマンガンツモ。私は手が入らずに為す術もなく・・・トップとの差18,200点でオーラスへ。
親ではあったが、満貫ツモでも届かない点差。条件は9600直撃か、ハネ満ツモ。赤ドラなし、連荘なしのトーナメントでこれは非常にキツイ・・・。しかもドラはオタ風の北・・・。
しかし、私は諦めなかった。
懸命に手作りをし、奇跡的にタンヤオ三色をテンパイ。
リーチしてツモって、裏ドラを一枚乗せる!
これが唯一の逆転の道。
(リーチしないと届かないが、リーチしたらトップ目からは絶対でない)
残るツモは2回・・・
もうダメかと思ったところで奇跡の6ピンツモ。
裏ドラが1枚乗ってハネ満ツモ。
大・逆・転・V!
いえ~~~~い!
一応、証拠画像。
約25,000円か・・・
早速セブンイレブンで下ろそうっと(笑)。
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