
【麻雀捨て牌読みシリーズ】麻雀において、相手が「ホンイツ」である場合は非常に読みやすい!色を完全に絞れるからである。しかし、もう一歩踏み込めば、相手の待ちが分かる?捨て牌から相手の手が一点で読めるかも?捨て牌読み第7回は「ホンイツ」読み。まず、ホンイツかどうかの判断。それから相手の待ちを読め!
近代麻雀の
藤田晋(サイバーエージェント社長)のコラムに、
こんな記事があった。
「実力の近い友達が3人以上いて」
「毎日ゴルフと麻雀で真剣勝負できれば」
「永遠に飽きない」
ええこと言うなあ・・・!
私も、麻雀とゴルフほど面白い遊びはないと思う。
(ちなみにこちらは管理人のゴルフブログである)
そして、人生遊んでナンボである。
つまり、
麻雀友達とゴルフ友達は一生遊べる友達。
貴方にもきっと、
大事な麻雀友達がいるだろうと思う。
その中には
「勝ったり負けたり」の実力伯仲のヤツもいれば、
「いつも負けてる」格下のヤツもいると思う。
その「いつも負けてる格下のヤツ」を
「格好の獲物」と捉えて食い物にするのではなく、
色々教えたり、
その時その時にアドバイスしたりして、
「実力伯仲」の麻雀友達に育てることを勧める。
だって、
負けても負けても来るヤツは心の底から麻雀好き。
互角の戦いが出来るようになれば、
一生の友達になれるかもしれないのだから。
目先の金より、
一生の友達の方が、
ずっと大事なんだぜ!
そのときには・・・
このブログで勉強するように勧めてくれよー!
・・・ゲフン。ゲフン。
さて、
好評の「捨て牌読みシリーズ」の第7回は
「ホンイツ」。
(今までの記事が読みたい人はこちらから順番に!)
「え?ホンイツは簡単だから、読む必要ないんじゃね?」
と思った方多数だと思う。
確かにホンイツは「色が絞れる」ので簡単である。
しかし、捨て牌から、
「1点、あるいは2点」
で待ちが読めるとしたらどうだろう?
「その色全部絞る」必要なくなるし、
「生牌の字牌」を切ることも出来るし、
その結果「勝負」することも出来るようになるわけで、
私からすれば、
「ホンイツの時こそ、注意深く捨て牌を見ろ!」
である。
なぜなら「ホンイツは簡単」だからだ。
門前リーチの待ちを読むのは至難の業だが、
ホンイツの手牌を読むのはそう難しいことではないのである。
じゃあ、最初の基本から行くぜ!
■まず「ホンイツ」であるかどうかの判断。
1、他の色をビシバシ切っている(ドラ・ドラそばを切ってればほぼ確定)。
2、役牌・字牌の切り出しが遅い(1枚以上見えてから切られる)。
3、鳴く準備をしている(キョロキョロしている)。
まあ、基本的に、
ホンイツは・・・
見れば分かるわな(笑)。
しかしホンイツかどうか微妙な捨て牌の時もあるよね。
こんな捨て牌だと、
ソウズの染め手かどうかはまだ分からないよな?
単に手が早いだけかもしれんし、
ソウズが余ってないだけかもしれん。
そういう時のために・・・応用編行くぞ!
4、不要牌のツモ切りが早い(迷わない)。
5、山からツモるのが遅い(ポンチーしたい)。
4に関しては・・・
ブラフを使うヤツもいるので一概には言えぬが、
盲牌が得意なヤツは特に、
ツモった瞬間に必要か必要じゃないかが分かるわけで、
手牌に入れることなくスパーン!と捨てちゃうわけだ。
例えば、この4ピンがツモ切りだったとして、
・一旦手の内に入れて考慮した後のツモ切りなのか?
・迷うこと無くツモった瞬間に捨てられるか?
で「ホンイツ」かどうかの判断が出来るのである。
もちろんすでにテンパイ目前で
4ピンが全く不要って可能性もあるが、
5万も9ピンも即切りで、西が手出し・・・なんて時は、
「ソウズのホンイツ」である可能性が高くなるわけだ。
普通のタンピン手・リーチ手ならね。
序盤は5万や4ピンは手の中に入れて考えるのが普通。
仮に孤立牌だとしてもくっつく可能性大だからね。
つまり、序盤から、使わない色の中張牌などを
迷いもせずに切ってる場合は・・・
十中八九「ホンイツ」。
(トイトイやチートイツの可能性も有り)
逆に、ホンイツっぽい捨て牌でも、
ちゃんと5万や4ピンを手牌に入れ、
考えてから捨てられる場合は、
その近くに牌があるorくっつきを考えた・・・可能性が高い。
つまり、ホンイツである可能性は低い。
(ソウズが濃いorソウズが浮いてない)
そして、いつもはやたらツモるのが早いくせに、
その時ばかりは上家が切ったのを確認してからツモるヤツもいるな。
これは「チー」したいからであり、
やはり「ホンイツ」である可能性が高い。
とまあ、
「ホンイツかどうか?」を判断するのは比較的容易である。
鳴きが一つ入ればもう大体分かるしな。
で、大事なのは、
「ホンイツかどうか?」ではなく、
「ホンイツ時の相手の待ち」である。
当たり前だが、
「ホンイツ」の待ちは
「その色」と「字牌」のいずれか。
これはもう単純な話で、
基本的には、
「その色と字牌は切っちゃダメ!(現物以外)」
である。
ズコー!
なんじゃそりゃ~~~!
だってさー。
ホンイツの場合はもう役が確定してるからねー。
シャンポンでもカンチャンでもペンチャン待ちでもいいわけで、
字牌単騎なんかも十分有り得るわけで、
その色と字牌は当然の如く、危険牌なのである。
自分に手が入って無い時はもちろん、
相手に和了させたく無い時は、徹底してこれらを絞るべきである。
(逆に和了して貰いたい時はわざと鳴かせるのもアリ)
ただし!
男なら、
行かにゃならん時があるわな?
ダントツラスでの最後の親。
オーラスでの上がりトップ。
タンピン三色赤赤オモオモのイーシャンテン。
(テンパイなら当然ノンストップで勝負!)
こんな時は、
相手が
ホンイツ気配だろうと
チンイツ気配だろうと
チクビポツンのカワイイ女の子だろうと
行かねばならんわけで、
(まだテンパってないかもしれんしな!)
そんな時に
以下の内容を思い出して頂けると嬉しい。
1、手出し牌の裏スジはド危険。
例えばこんな形から
9索をチーして打5索。3-6待ち。
という形が、ホンイツでは圧倒的に多いのであり、
とりあえず、
ポン・チー後の手出し牌のマタギ裏スジは、
最も危険である。
これはポンチーの時もそうだが、
最終手出し牌の裏スジも同様に危険である。
改めて書く必要がないくらいの話で、
これが大前提ね。
じゃあ、この場合の裏スジである、
3-6と4-7はどっちが危険か?
というと、
当然その判断をするのは難しい。
しかし、それが可能な場合もあるんだ。
例えば発をポン。ペン7索を鳴いて6索切りってケース。
この時最も危険なのは6索の裏スジ。
つまり2-5-8、4-7である。
さっきも書いたように、
どちらもド危険。
なんだけどもしかし。
ここで相手の手を推理してみよう。
こういう手から7索をチーして打6索。
打5索でシャンポンに受ける人もいるかもしれんが、
(1索ツモなら符ハネするし)
一通の含みもあるし待ちも多いし、
打6索で4-7に受ける人の方が多いと思う。
じゃあ、2-5-8になるパターンは?
この1-6待ちテンパイから7索をチーして打6索。2-5-8へ。
(鳴いて三面張になるパターン。これは気付きにくいが、たまにあるパターンなので見逃さないようにしよう)
じゃあ、5-8になるパターンは?
こんな形からの7索チー。そして打6索。5-8待ち。
いずれも十分有り得る形であるが、
ポイントは2-5-8待ち、あるいは5-8待ちとなる場合、
6-7索が必ず手の内にあるということ。
その上で、ペンチャンチーをするってことは、
6-7-8-9の形だったはずで、
これは多くの打ち手が「チー」を一瞬ためらうのだ。
え?
どゆこと?
2、鳴く時の「間」に注意せよ!
上の場合は躊躇することなくペンチャンでチーだろ?
しかし、
下の場合はだれだって一瞬考えると思う。
(準備してないと即鳴き出来ない)
つまり、
「んーーー。それはチーかなあ」
なんて言いながら鳴く時や、
「・・・・チー」
と一瞬「間」があって鳴くときは、
こういう形が濃厚なわけで、
手の内に7索がある可能性が高い。
よって・・・5-8待ちの可能性があるってこと。
逆にサクッと鳴いた場合は、
こういう形が濃厚なわけで、
手の内に7索はない可能性が高い。
よって5-8待ちの可能性は低いってこと。
無限のパターンがあるので一概に言えないのだが、
「悩んで鳴いたらその牌を持ってる」
「悩まず鳴いたらその牌を持ってない」
と決めてしまっていいと思う。
この件に関して違う例を挙げると・・・
これ7索が出たら誰だって迷わず即鳴きだよね?
でもこれで7索が出たら・・・一瞬考えるでしょ?
もちろん悩む必要ない時だってあるし、
上級者は瞬時に判断出来るから、
そんな「間」はほんの刹那かもしかない。
しかし、
「悩んで鳴いたらその牌を持ってる」
「悩まず鳴いたらその牌を持ってない」
と決めつけておくと、手牌推理が単純になっていいと思うぞ。
ちなみにこれは「普通の鳴き」でも同じ原理。
腰を使って「鳴こうとしたけど鳴かない」なんて時や、
「ちょっと考えてチー」なんて時は、
結構な確率でその牌を持ってると思っていい。
だって、急所のカンチャンやペンチャン、
タンヤオなどの役確定となる鳴きは
躊躇する必要がないのだから。
何故躊躇するかといえば、
鳴くことによって手牌が複雑化する・・・
あるいは、鳴いた後の待ちが変化するからであり、
多くの場合、その牌を持っているのである。
もちろん、そうじゃないことも多々あるのであるが、
手牌読みはこのくらい強引に考えた方がいい。
どうせ相手の手なんてわかんないんだから(笑)。
話を戻そう。
では、先の話で2-5になるパターンはあるだろうか?
もちろん、ある。
こういう形から7索を鳴いて打6索。2-5待ち。
また、
こういう形から7索を鳴いて打6索。2-5待ち。
いずれも十分あり得るが、
この場合の形を良く見てみると、
6-8-9の形からの7索を鳴いての6索切りであり、
多くの打ち手は「6-8」で鳴いて、9索を切るのである。
その方が安全だし、
捨て牌の情報が減るからである。
そして、鳴いて6索を切るってことは、
ツモってリーチとは異なり、
4-6から3がくっついて6索切りってパターンはないのである。
つまり、この場合、2-5索待ちの危険性は低い!
(もちろんゼロじゃない)
結論を言うと、
この捨て牌では5-8、4-7は超危険だが、
2は比較的通り安いってことになる。
あと、7索を鳴いた時に「間」があったかどうかで、
間がなかった→7索持ってない?→4-7が危険
間があった→7索持ってる?→5-8が危険
ということが判断出来るな。
簡単に言えば、
勝負するなら、字牌・1索・2索・3索・9索は全ツッパ。
シャンポンやカンチャンで当たったらしょうがないぜ!
(あくまで勝負するならって話だよ?降りる場合は切っちゃだめよ?)
ってこと。
この「6索切り」はあくまで例。
色んなパターンがあるんだが、
ホンイツは手が透けやすい。
色々と相手の手牌を読みながら打つようにすると、
「一点読み」
が可能になるんだぜ~~~!
(ハズレてもいい。読むことが大事)
3、手出し牌の切り出し場所を確認せよ!
ホンイツは「その色」と「字牌」しかないわけで、
手牌構成が簡単である。例えば、
こんな形になっていることが多く、
右利きの人の多くは、
左から順番に並べ、
右端(右手側)には字牌、
あるいは不要牌を置いておく人が多い。
これは打ち手によって傾向が変わるので、
「上がり形」などを観察して、
その打ち手のクセを掴むようにしておく必要がある。
(一度後ろから見ておくのが一番いい)
中には左端や真ん中に不要牌を置く人もいるし、
右から順番に並べる人もいる。
(理牌しないで打つ強者は・・・今はほとんどいないよね)
まあしかし、90%は無意識の内にこういう列びで打つと思う。
で、ソウズホンイツの場合は、
ピンズやマンズが出て来る内はまだ1シャンテン以下で。
・右端から字牌が出てきたら黄色信号。
・ソウズが出てきたら赤信号なのであるが、
その牌が出て来る場所で危険度が結構変わるのである。
例えば、字牌が「右から2番目」から出てきたとするわな。
そうすると、
その右にもう一つ不要牌があるのだ。
中身はこんな感じ。8索をツモって東切り。
つまり、右端にまだ字牌があるわけ。
つまりまだテンパイ前の可能性大(字牌単騎の場合は別)。
これはまだ青信号である。
じゃあ、字牌が右端から出てきたら?
これは字牌整理が終わった可能性があり、黄色信号。
イーシャンテンの可能性大。
次に、
9索が「右から3番目」から出てきたとするわな。
そうすると、
その右には「字牌のトイツ」がある可能性が非常に高いのだ。
こんな形からの9索切り。
つまり字牌は頭、
もしくはシャンポンの当たり牌である可能性が高く、黄色点滅信号。
字牌は危険!
(鳴かれる可能性も大)
次。
9索が「右から4番目」から出てきた場合・・・
その右には「字牌の暗刻」がある可能性が高い。
こんな形。
これは打点が一気に挙がるので、
勝負する時は注意が必要。
そして、この場合は、黄色点滅or赤信号であるが、
字牌は通る!
と思っていい。
もちろん、他に字牌のトイツがあれば別だが。
もう一つ行こう。
9索が「右から5番目」から出てきた場合、
これは、右4つが「字牌」である可能性が高く、
・字牌シャボ待ち。
・字牌単騎待ち。
の可能性が高い。このパターンはもう赤信号。
字牌は超超危険!
だと思った方がいいな。
今回9索が出てきた場合の話をしたが、
これは別に8索でも7索でも応用が効く話で、
要は、
「字牌があるかどうか」
「字牌が何個あるか」
が判断出来れば、
・テンパイしているか?
・点数が高いのか?
・字牌待ちなのか?
が判断出来るということである。
また、切り出しは左端にも注目である。
例えば、
こんな感じで左端から3索が出てきたとする。
であれば、
この手牌の中に1索・2索はない!
と推測出来るわけで、
こんな手牌からの2-5待ちはあっても、
こんな手牌からの1-4待ちはないし、
こんな手牌からの3索切り1索シャボ待ちや単騎待ちもない!
と推測出来るのだ。
逆に、
こんな感じで左端2番めから3索が出てきた場合。
こんな形からの3索切り1-4索待ちの可能性が高く、
こんな形からの3索切り、カン2索も可能性もあるので注意が必要である。
なお、
左端から1索が出てきた場合は、
こういう場合の不要牌か、
(この場合、待ちがどこかはサッパリわからない)
こういう場合の2-5待ちのケースが非常に多く、
勝負するなら2-5以外。
左端っこの1切りは2-5ド本命。
と思っておいて間違いない。
まとめよう。
まとめ
・手出し牌の裏スジはど危険!
・鳴く時の「間」に注意するべし!
・手出し牌の切り出し場所を確認せよ!
ちなみに、
ホンイツのスジは信じていいと思う。
もちろん相手がカンチャン、ペンチャン、シャボ待ちの場合、
サクッと振り込む可能性もあるわけだが、
勝負ならしょうがないし、
リーチと較べて・・・
意図的に「スジ引っ掛け」をする可能性は低いのである。
どうせその色は警戒されるんだからね。
以上、参考になったら幸いである。
良かったらこれも一緒に読んでね。
→捨て牌読み「トイトイ」の場合
さて、
今回は平日昼間に開催される「真似満」に参加してきたぞ!
参加費はたったの2ドル。なのに、賞金は結構高いけんな。
狙い目のトーナメントである。
東風戦の二人抜け。親番の連チャンなし。とにかく先行逃げ切りが大事。ゆっくり手作りする暇なんてなし。1回戦は1位で通過。
僅差の3着目から逆転のバカホン。1着で2回戦も通過。
ここを抜ければ決勝卓。僅差の2着目でオーラスを迎えたんだが・・・全く手にならず、まだ字牌整理も終わってない順目で終了。3着で決勝卓進出ならず。
決勝卓には残れなかったが・・・僅差で5着に入っており、9.2ドルをゲット。
ま、参加費は取り戻したな。
平日は忘れやすいんだが・・・
またやろうっと。
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