
麻雀で一番の悩み所は、手作りでも役作りでもない。他家からリーチが入った時に「何を捨てるか?」であろう。相手の手が半分でも読めれば捨て牌は飛躍的にラクになるのだ!というわけで、「捨て牌から待ち牌を読む考察」を行う。第2回は・・・リーチ宣言牌(聴牌宣言牌)が端牌(1-9)の場合は何待ち?何を切ったらええの?
さて、
好評の麻雀「捨て牌読み」第2回であるが、
(第一回「捨て牌読みリーチ宣言牌が5の場合」はこちら)
「捨て牌なんて、色とスジと後先の確認しかせんわ!」
って方が多いと思う。
(上級者の方はこの記事を読んでないと思う。笑)
私もそうであったし、
自分の手牌が気になってしょうがないし、
全ての他家の捨て牌を
「手出しかどうか?」確認・記憶するのは至難の業であるし、
(ネット麻雀だとまず不可能だし)
記憶したとしても・・・
短い時間でそれを整理して正解を導き出すのは難しい。
って人は別っすよ(笑)。
・・・
しかし、リーチ宣言牌だけに限って考えてみたらどうだろう?
リーチ宣言牌というのは、理由があって回さない限り・・・
100%手出しである。
つまり、多くの場合、リーチ宣言牌には何らかの意図があるのである(無駄ヅモなし聴牌の場合は除く笑)。
特に、
勝負手の時!
どうしても降りられない時!
降りたいけど安牌が無い時(涙)
には効果を発揮すると思うので、
って言う人以外は、参考にされたし(笑)。
今回は端牌(1-9)がリーチ宣言牌(聴牌宣言牌)であるケースを考えてみようと思う。
■「捨て牌読み」の考察その弐。リーチ宣言牌が1-9。
第二回の今回は、聴牌宣言牌(リーチ宣言牌)が1-9の場合を考えてみる。
これはよくあるケースであるなー。例えばこんな感じ。
リーチ宣言牌が1-9。良くあるパターンであるが、
この場合大きく分けて2つのことが考えられる。
1、安牌として端牌(1-9)を持っていた。
2、必要だから最後まで残った。
1、安牌として端牌を持っていたパターン
リーチ宣言牌が5の場合は「安牌」として持っていたパターンは考えなくていいが、
(そんなやつぁいねーだろ)
1-9の端牌の場合、このケースは多分にある。
これをどうやって見分けるかというと、
・他家の河を見渡して、その1-9牌が安牌かどうか見る
のである。
例えば、
リーチ者以外が9万を一枚ずつ切っていれば、
9万は完全安牌である。
また、序盤に6~8万を切っていればかなりの確率で9万は安牌。
もしくは、
一人が9万を切ってて、
もう一人がクイタンやってて、
もう一人が索子のホンイツっぽい捨て牌でも安牌確定だろう。
こういう場合の9万は、
下手な字牌なんかよりも確実な安牌である!
で、リーチ宣言牌がその安牌9万だった場合は・・・
捨て牌読みとは無関係の9万であるので、
字牌安牌と同じ扱いで良い。
つまり、待ちはサッパリ分からん(笑)。
※一応・・・最後に手出しした牌がキー牌である。
しかし、安牌じゃない9万(端牌)だった場合は、
必要だから最後まで持っていたのだ!
ドラでもない限り、無意味に端牌を持ってるヤツなんていないだろ?聴牌重視なら真ん中の牌をガメるだろうし、安牌重視のヤツなら字牌などを持っておくはずだ。
ただし、
という感じで壁暗刻を持ってたりする場合は例外である。
これで他家が8万を切ってれば、この9万はほぼ安牌であるが・・・他家からはもちろん分からん。
こういった例外パターンは読めないので考えなくていい。
2、必要だから最後まで残ったパターン
安牌じゃない端牌でリーチ・・・この時こそ捨て牌読みの出番である。特に食いタン有の場合、端牌はかなり要らない牌である。それでも最後まで残るってことは聴牌するために必要だったはずである。では、端牌が最後まで残るパターンはどういったパターンであろうか?
最も多いパターンが、カンチャン型。
こういったカンチャン待ちからの・・・
6万引き9万切りの5‐8万待ち。
7万引き9万切りの7万シャンポンor他メンツ待ち
もしくは、
から、入り目は他のメンツ(この場合8索ツモ)で・・・
9万切り7万シャンポン待ち。
このケースの場合、多くの人は7万を切ってシャンポンの9万待ちにすると思うが、まあこの形から9万を切ってカン8万に取るケースもあるな(河に5万がある場合や三色、チャンタ絡みの場合)。
ペンチャン型も良くあるぜよ。
このペンチャン待ちからの6万引き9万切り7万待ち(タンヤオへの移行)。
または8万引きの9万切りシャンポン8万待ち。
もしくは
入り目は他のメンツ(上の例だと8索)で、9万切り8万シャンポン待ち。
からの9万切り6万待ちもあるが、これはタンヤオ狙いのケースであり、喰いタン有の場合は特に・・・聴牌まで9万を引っ張る人は少ないと思う(必要ない)。上記のようにタンヤオが付かないのであれば、十中八九5万を切っての引っ掛けリーチだろう。つまり、この形から9万を切ってカン6万待ちというケースは例外扱いでいい(三色やドラ絡みのケース)。
もちろん、メンツが出来上がって9万が余るケースもある。
こんな形からの8万引き9万切り。待ちは他のメンツ。
こんな形からの8万引きの9万切り。待ちは他のメンツ。
このケースは9万の回りは安全ゾーンとなるな。
しかし、よくよく見て欲しいのだが、
いずれもカンチャンやペンチャンの引き入れ、
または牌の重なりが必要なのだ!
つまり?
確率的に言えば、
「他のメンツが出来上がって、9万が出て行くパターン」
の方が多いのである!
(上の例で言えば、先に5-8索が入る可能性が高い。)
ってことは・・・最終的な待ちは9万の回りである確率が高いわけだ。
また、レアケースの一つに、
単騎選択で端牌が残るケースがある。
この場合、
・リーチ宣言牌(端牌)が、場の安牌じゃない
・かといって宣言牌の回りも使ってそうにない(変則気味の捨て牌)
というパターンである。例えば
こんな捨て牌でリーチ。明らかに9万の回りは使われてなさそうだろ?その上で、安牌じゃないのに聴牌まで9万を引っ張ったのであれば・・・結構な確率で単騎選択後の9万切りリーチである。
なぜならこの捨て牌で9万単騎はかなり良い待ちであり、それを切ってリーチということは、もっと有効な牌(上がりやすい牌や得点が上がる牌)の単騎で待っているってこと。
例えば、字牌やスジ絡みやドラ絡みである。上記で言えば、1ピンや1万、オタ風の字牌といった所だ。
特に七対子の時は変則気味の捨て牌の上、
リーチ宣言牌は端牌か字牌になりやすいので結構すぐ分かる。
相手が罠付きチートイだと分かれば、
怖いのはスジや字牌である。簡単な話であるな。
こういうリーチであれば、絶対にリーチする意図(9万を取っておいた意図)があるのだ。つまり無スジや索子なんかはバンバン切ってよろしい。
結論。
端牌(1-9)切りリーチの場合、
2-5(5-8)で待っている可能性は40%!
3(7)で待っている可能性が20%!
単騎待ち(字牌など)の可能性が10%!
全く関係ないところで待ってる可能性が30%である。
つまり、勝負に行くのであれば、
「リーチ宣言牌(1-9)の近く(2-3-5や5-7-8)が相手の待ち!」
と決めてしまえばいいのである!
ま、マジっすか!
って方は自分の思い通りに打てばヨロシイ(笑)。
しかし、私は天才ではないので、
相手の手牌も分からんし、入り目も分からん。
なので、
「リーチ宣言牌(1-9)の近く(2-3-5や5-7-8)が相手の待ち!」
と決めてしまった方がシンプルだし、ラクである。
ただし、こういう好形で待っているケース
は3引きで2-5-8待ち。5引きで3-6待ちとなるので、出来れば宣言牌の色は避けた方が無難である。
で、もう一つ大事なこと。
悩んだ末にリーチの場合は、
端牌(1-9)近くのカンチャンやペンチャンやシャンポンの可能性が高く、
リーのみである可能性がこれまた高い(ので、突っ込んでいい!)。
逆に悩まぬリーチの場合は、
9万近くを引き入れてのリーチや両面になってのリーチの可能性が高く、
平和の可能性、他の色の待ちである可能性が高いので突っ込まない方がいい。
念のために言っておくが、
もちろんこれらは一般論であり、打ち手の癖、役、ドラ、点数差によって変わるけんな?
■端牌(1-9)切りリーチの捨て牌読みまとめ。
・端牌近くの待ちである可能性が60~70%!(思い込みコミ笑)
・勝負するなら、端牌近くの待ちと決め打ち!(責任は負わんよ笑)
・悩んで端牌切りリーチはリーのみ!(暴言だなおい笑)
ってわけで、
端牌切りリーチの場合の捨て牌読み・・・役に立っただろうか?
次は「2-8」切りリーチのケースをやりたいと思う。
更新→捨て牌読みの考察三、リーチ宣言牌が「2-8」
お楽しみに。
管理人オススメのネット麻雀は「DORA麻雀」である。
リアルマネーを賭けてネット対戦が出来る海外サイト。
強い人は、月に10,000円~100,000円は勝てると思うぞ!
DORA麻雀のルール、イベント、トーナメント情報などはこちら。