
リーチの待ちが読めるようになりたい。待ちを読む方法ってないの?麻雀やってりゃみんなそう思うわな。もちろん漫画じゃないんだから100%読むのは不可能。でもコツを掴めばある程度は読めるようになるのだ。必要なのは「捨て牌読み」の麻雀スキル。第4回はリーチ宣言牌(聴牌宣言牌)がキー牌(3-7)の場合。
さて、
好評の「麻雀捨て牌読み」第4回である。
→捨て牌読みその壱 リーチ宣言牌が5の場合
→捨て牌読みその弐 リーチ宣言牌が1-9の場合
→捨て牌読みその三 リーチ宣言牌が2-8の場合
是非、以前の記事も一緒に読んで頂きたい。
捨て牌読みが出来るようになっても
相手の待ちが100%分かるようにはならない。
読み違えて振込むことだってあるだろう。
(御無礼はヤメテッ!)
しかし、リーチが入った時に、
・現物とスジとカベとカンに頼るのか?
・捨て牌から待ちを読むのか?
は大きな違いなのである。
なぜなら麻雀でオープンにされる情報は「捨て牌」と「鳴いた牌」だけであり、当然捨て牌の情報が最も多くのウェートを占めるのである。
ひとつ上のステップに行くためにも
「捨て牌読み」は是非、マスターしたい麻雀スキルであるな。
さて、
今回はリーチ宣言牌(聴牌宣言牌)が、3もしくは7のケースである。
以下、参考にされたし。
何が御無礼だ(笑)
■「捨て牌読み」の考察その四。リーチ宣言牌が3-7。
第四回の今回は聴牌宣言牌(リーチ宣言牌)が3もしくは7の場合を考えてみる。
例えばこんな感じの捨て牌でリーチ。
以下全て即リーチだと仮定して話を進めるが、即リーチであれば、
この7万は必要だったから最後まで手牌に残っていたのである。
ということは、
手牌には7万の近くの牌があるのであり、
待ちもソバテンである可能性が高いのである・・・
(入り目である場合は逆に安全ゾーンとなる。上の捨て牌だと3ピンや5索のソバが危険)
ただし、1-9や2-8ではあまり考える必要がなかったが、
真ん中の牌の場合「くっつき聴牌待ち」という可能性がある。
例えばこんな手牌である。
7万のくっつき待ち(できれば三色)orピンズのくっつき待ち。
こういう形でピンズを引いた場合は7万が出て行く形になる。
しかし7万の近くに牌はない。
この「くっつきパターン」は考えても仕方ないのでスルーする。
メインで考えるべきはソバテンのケースなのだ。
さて、
7牌(7万、7ピン、7索)を切ってリーチ!のパターンを考えてみよう。
※3牌でもいいのだが、今回は7牌を例にして考察する。
まず、この両面対子型である。
典型的なソバテン両面のパターン。
7万切りで裏スジである5-8待ち。
7-7-8の形の場合は裏スジの6-9待ち。
また、シャンポン待ちからのくっつき型。
これは1-9や2-8ではあまり見られないが、
(ペンチャンやカンチャン待ちになることが多いため)
3-7の場合は大いに有り得る。
図の場合は7万切りの裏スジ5-8待ち。
8万ツモの場合は7万切りの裏スジ6-9待ち。
カンチャン型のケースも多いな。
この5-7のカンチャン待ちからの・・・
4万引き7万切りの裏スジ3-6万待ち。
5万引き7万切りの5万シャンポン待ち。
7-9のカンチャンから9万引き7万切りってのもレアケースだがあり得る。
このカンチャン対子型もよく見るよな。
から、入り目は他で・・・
7万切り5万シャンポン待ち。
もしくは7-9-9から入り目は他で7万切り9万シャンポン待ち。
ま、この形でリーチするヤツは少ないと思うが、
(役はないし、ソーズを引けば好形リーチになる)
赤ドラが一個でもあれば先制リーチでオッケーだもんで、
意外とこういう即リーチをする人は多い。
から、入り目が他で、
7万切りのカン6万待ち。
もしくは7-7-9から入り目が他で、7万切りのカン8万待ち。
リャンカンチャン型のケースがコレ。
他の入り目で7万切りカン4万待ち。
しかしこれは3万を切る可能性もあるな。
端牌1-9や2-8と違って、
3-7切りリーチにペンチャン型はない。
従って、
両面対子型
対子くっつき型
カンチャン型
カンチャン対子型
がメインで考えられる形である。
他、色んなケースがある。
実戦では上記のような単純なケースばかりではない。
こんな感じの連続系や
こんな一向聴だってある。
しかし、
いずれのケースも・・・7万がリーチ宣言牌であるなら、
7万の周りが危険なのである!
もちろん、
メンツが出来上がって7万が余るケースもあるわけで、
この場合は7万の周りは安全ゾーンとなる。
このパターンもたくさんあるが、
6-9を引けば7万が出て行く。待ちは他。
からの6万引きの7万切り。待ちは他のメンツ。
もしくは7-7-9からの8万引き7万切り。待ちは他。
からの4万ツモの7万切り。待ちは他のメンツ。
からの5万引きの7万切り。待ちは他のメンツ。
まあ色んなパターンがあるが、
7万の近くを引いてメンツが出来上がり、
7万が出て行くとその周りはセーフティゾーンとなるのだ。
(もちろん例外もあるがレアパターンなので考えなくていい)
次に、単騎待ちを考えてみよう。
意図のない単騎待ちを読むのは不可能だし、
読む必要もないので、
よく出現するチートイツの単騎待ちを考えてみる。
チートイツの単騎選択後に3や7を切ってリーチ!
というパターンがあるかといえば、端牌と比べれば圧倒的に少ないだろう。
何故かといえば、3-7牌はキー牌であるがゆえに、
使われることも多いし、
当然警戒されることになり場に出にくいからだ。
それでもあるとすれば、
・その色のスジが捨ててある。
というパターンである。例えば
こんな7万切りリーチ。一見して変則な捨て牌。
染め手でもチャンタ系でも無さそう。
もちろん配牌が良かった可能性もあるが(このケースは考えなくていい)、
十中八九これはチートイツ。
ポイントは6索→8索、4万→2万と切られている点で、
どちらも手出しであるならタンピン系だとあり得ない切り方。
(仮に、カンチャン整理、メンツ整理するにせよ普通は外側から切る)
リーチ前に1ピンが残ってるのも不自然であり、最初はタンピン系を目指して端牌や字牌を整理したが、対子がトントンと重なったのでチートイツへ移行した!
と考えると自然である。
なぜ7万が最後まで残ったかというと、
4万が切れてて絶好のスジ引っ掛けになるからである。
その7万を切ってリーチということは、
もっと効果的な単騎で待ってるってこと。
今回の捨て牌で言えば、字牌、1万、9索、ドラである。
この話は前回2-8牌の時にもしたが、
ここまで読めてしまうと相手の待ちはほぼ1点か2点に絞ることが出来る。
(まあ、1万か9索である)
逆に言うと、
チートイツをする時は、
なるべくタンピン系に見せかける!
というのが大事なポイント。
例えばこんな感じ。
先ほどの捨て牌と比べてみよう。
捨てた牌は同じだが、
こちらはチートイツの匂いは殆どしない。
チートイツをする時、
字牌や端牌を集めたくなるのはよく分かる。中張牌はさっさと切りたいのもよく分かる。
しかし、あまりに不自然な捨て牌だと・・・逆効果であることを覚えておこう。
結論!
7牌切りリーチの場合、
5-8で待っている可能性は20%!
3-6-9で待っている可能性が20%!
1-2-4で待っている可能性が5%
単騎待ち(字牌など)の可能性が5%!
他の色で待ってる可能性が50%である。
(7万の近くが入り目の場合)
3牌切りリーチの場合、
2-5で待っている可能性は20%!
1-4-7で待っている可能性が20%!
6-8-9で待っている可能性が5%!
単騎待ち(字牌など)の可能性が5%!
他の色で待ってる可能性が50%である。
(3万の近くが入り目の場合)
1-9牌や2-8牌切りのリーチに比べ、
他の色で待ってる可能性が上がったのは、
3-7牌絡みのターツはメンツになりやすいからである。
「7-7-8」と「8-8-9」のドッチがメンツになりやすいかは一目瞭然だよね?
とは言え、7万切りリーチの場合も
7万のソバが最もデンジャラスなのは間違いない。
勝負に行くのであれば、
「3-6-9-5-8(1-4-7-2-5)が相手の待ち!」
と決めてしまってもOKだ。
1-9牌切りや2-8牌切りに比べ、
好形リーチである可能性も高いけんな!
勝負するとしても、
3-6-9-5-8(1-4-7-2-5)だけは打たないようにしよう。
もちろん、もっと読める方は別だが、
「相手の待ちは分からない、でも行くしかない」
ってレベルの方は、
これだけでも60%の確率で放銃を回避出来るぞ!
あと、
ネットマージャンでは難しいのだが、
やっぱり「手出しかどうか」のチェックはしておきたい。
リーチ宣言牌は、
ツモ切りリーチじゃない限り「手出し」である。
これで材料1個であるが(リーチ宣言牌の周りが危険)、
材料が2個あると(その周りも危険)
もっと捨て牌読みがラクになるよね。
当然その材料の一番手は・・・
リーチ直前に捨てた「手出し牌」である。
「浅次郎さん、
手出しかどうかを全てチェックするのなんて
とても無理です!」
うむ。
玄人じゃあるまいし・・・私も無理だ(笑)。
しかし「手出しかどうか」は最初っからチェックする必要ない。
最初の6巡位は大概不要牌の整理だからである(笑)。
注意すべきは7巡目以降で、
特に「悩んだ末に切った牌」の近くにはまず間違いなく牌がある(例外もある)。
全ての「手出し」をチェックするのは難しいが、
「悩んだ牌」だけでも覚えておくと後でリーチが入った時に参考になると思う。
コレを機に、
自分の手牌ばかりを見つめるのではなく、
他家の「手出しかどうか」をチェックする癖を付けることをオススメする。
これは意識の問題で、
チェックしよう!
と意識してないと、
例え目に入っていても、
全く頭に入って来ないのである。
私が思うに、常に他家の「手出しチェック」をしている打ち手はヒジョーに少ない。
なぜなら、
皆、自分の手牌を見るのに精一杯であり、
あっという間にツモが回ってくるからである。
しかし、自分の手牌をどんだけ見つめても・・・
何も変わらんからな(笑)。
■まとめ。3-7牌切りリーチの場合
・その近くの待ちである可能性は40%!
・好形(両面)である可能性が高い!
・勝負するならソバテン決め打ち!
ってわけで、
3-7牌切りリーチの場合の捨て牌読み・・・役に立っただろうか?
次は「4-6牌」切りリーチのケースをやる。
いつになるか分からんが、
お楽しみに。
更新したぜ!→捨て牌読み4-6切りリーチの場合
管理人オススメのネット麻雀は「DORA麻雀」である。
リアルマネーを賭けてネット対戦が出来る海外サイトだ。
強い人は、月に10,000円~100,000円は勝てると思うぞ!
弱い人は、1~2ドルの小銭を賭けて経験を積み、強くなるべし!
DORA麻雀のルール、イベント、トーナメント情報などはこちら。